末梢神経障害について
抗がん剤誘発末梢神経障害(chemotherapy-induced peripheralneuropathy:CIPN)は軸索障害、神経細胞体障害、髄鞘障害の3つに分類される。
軸索障害はビンカアルカロイド系、タキサン系に多い。
神経細胞体障害はオキサリプラチンやシスプラチンといった白金製剤
軸索障害の方が回復しやすいがエビデンスはない。
白金製剤でも回復するエビデンスはある。
CIPNのリスクは糖尿病、アルコール依存症、非アルコール肝障害、低栄養状態
オキサリプラチンによるCIPNのリスクは貧血、低アルブミン血症、低マグネシウム血症、アルコール
CIPNに対するビタミンV12、プレガバリン、ガバペンチンの投与は推奨しない。
唯一推奨されているのがデュロキセチンのみ。しかし適応はない。
オキサリプラチンのCIPNの対策にCa、Mg、牛車腎気丸の投与は推奨しない。
ベンラファキシンの有用性については検討中とのこと。
がん薬物療法に伴う末梢神経障害マネジメントの手引き2017より
その他CIPNの治療ガイドライン等は。。。
米国臨床腫瘍学会(ASCO) CIPNに関するガイドライン
と今回の日本がんサポーティブケア学会によるがん薬物療法に伴う末梢神経障害マネジメントの手引きがある。
今後やりたい事
各副作用の対策ガイドラインを確認する。
久しぶりの投稿です。アウトプットというよりはただのメモ書きになってしまいました。もっと他の人に伝えるという意識でメモ取り等すればよかったなと思いました。
がん専門薬剤師を持っている先生からの言葉。
専門をもつ者がやることとは質の高い患者指導、院内マネジメント、そして研究であると。資格取得後どうするかのビジョンが見えた気がします。